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2008年10月10日 (金)

「しまなみ海道スリーデーマーチ」二日目

 5日の俳優緒形拳の死には驚きと共に落胆させられた。 影の中に親しみのある笑みが好きで贔屓の俳優さんだった。 後日知ったことだが、2日には韓流スター崔眞實がネット上での中傷を苦に自殺という痛ましい事故もあった。 残念なことである。 

 NY市場ではNYダウ1万ドル割れ、日本市場では日経平均1万円割れの衝撃のニュースが各局のキャスター、アナウンサーの口角泡をなさせている。

 僅かに、日本人3人のノーベル賞物理学同時受賞は喜ばしいことであり、続く化学賞の受賞は日本に勇気を与えてくれるものだ。 30年も待ったノーベル賞受賞とのことだが、同受賞を目指し頑張っていたが道半ばにしてこの早春に早世した笠君のことが重なって見えた。 受賞者は揃って、不思議だ不思議だとのコメントをだしているがその不思議への飽くなき追求が受賞に至らしめたのだとも言える。 てなことを日経の一面コラムが述べていた。 

 さて、「しまなみ海道」。
 初日完歩後、届けてもらっていた今治の投宿先から、再び伯方SCに送り返してもらい同地点から再出発。
 前日6時間かけて歩いた伯方島までの時空を、バスは僅か20分強で届けるという無粋さはあるが、それはそれで便利なものではある。 昨日の時間をかけて歩いた貴重さをバスの中で、同じ景色を高さと時間の視点を変えて眺めるという贅沢を噛み締めてみた。 

 受付後、9時に伯方SCパークを出てから西瀬戸自動車道沿いに大三島橋に上がり、その僅か300m足らずの可愛いアーチ橋を渡ると其処は大三島。

 その大三島の東側を突き進んで行くと、目の前には頭上高くに架かる多々羅大橋が見えてきた。 10時半過ぎにその橋の下にある「多々羅しまなみ公園」が二日目のチェックポイント。 到着順にスタンプを捺してもらい、日陰を選んで弁当をひろげパクついている。 私は前日同様この中間点で、靴を脱ぎ汗ばんだ靴下を履き替えるなど風通し良くしてから昼食とした。 暫しの休息中に足を休めておくことはとても大切なことだ。 

 多々羅大橋、吊橋と似てはいるが工法が異なるこの斜張橋は世界一距離をほこるのだそうだ。 この大橋を渡り切ると生口島で、そこはもう県境を越えて広島県尾道市になっていた。

 橋をそのまま車は東に進み我々は橋を下って西に歩く。 生口島の海岸線に沿って植えられたシュロの木の側を、彼方に浮かぶ大小の島々の景観を楽しみつ歩を進めた。 途中、心底楽しみにしていたのは「サンセットビーチ」。 然し其処には今まで景観を楽しませた島々がそのままに、「何でっ!水平線を隠してしまう」という無粋さに期待を裏切られた感があった。

 此れなら、石川県能登半島が佐渡を向いた後頭部、渚のドライブウェイ「千里浜」の北の位置に千人が座れるベンチがあるのだが、そちらの方が余程にロマンチックで郷愁を含んでいると思った。

 橋から凡そ5㎞、防波堤で守られた海岸線をひたすら歩き、瀬戸田港で右折し頭上ではキレイに彩られた飾り付けの下を、おそらくこの島唯一の瀬戸田の商店街をキョロキョロと物珍しげに覗き込みながらゴールの瀬戸田公民館に。 ゴールのスタンプをもらった。

 ゴールしてから気付いたが、同じ「しまなみ」でもどことなく人当たりが変わったような感じがしたのは県民性なのか。 二日目は余裕を残しての20㎞完歩! この日も宿泊先の今治までバスで帰った。 僅かに40分で着いた。

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